最新の知見、豊富な症例、リアルな議論が一堂に集結
臨床最前線の地上戦と空中戦

築山鉄平 会長
タフツ大学歯学部 歯周病学
つきやま歯科医院
専門医療クリニック天神 院長-
2026.1.11SUNDAY
御茶ノ水ソラシティ
- 午前の部では、Airway (気道) 治療の未来をテーマに各分野のトップランナーが登壇。
呼吸と咬合、全身との関連性に迫ります。 - 午後の部では、歯周・歯内・補綴治療のスペシャリストたちが、それぞれのコンセプトに基づき徹底討論。 明日からの臨床に直結するヒントが満載です。
Airway
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平山 洋
補綴
宮地 舞
口腔顔面痛
山口 修二
矯正
会長特別講演
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築山鉄平 会長
ペリオ
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加藤 雄大
岸本 隆明
大月 基弘
補綴
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杉田 龍士郎
錦織 淳
大谷 恭史
エンド
田中 利典
エンド
瀧本 晃陽
エンド
会長あいさつ
今年のJ SAPDでは、「専門医」らしさを全面に押し出した、魅力あふれるオープンセミナーをお届けします。 皆さんは「専門医」と聞いて、どのような歯科医師を思い浮かべるでしょうか?
卓越した技術を持ち、まるで神業のような処饂を行うそんなイメージをお持ちの方も多いかもしれません。しかし、真の「専 門医」の本領は、圧倒的な知識量と豊富な臨床経験に裏打ちされた診査・診断力、治療計画立案力、そして意思決定力にありま す。
近年、海外の学会ではこのような専門医の能力を最大限に活かした「バトル・オブ・コンセプト(コンセプトの戦い)」というセッションが注目を集めて います。
このセッションでは、3 名のパネリストが事前にモデレーター(座長)から提示された同ー症例に対し、あえて異なる治療方針を正当化するよう依頼さ れます。各パネリストは、自身の好みとは関係なく、与えられた治療法をエビデンスに基づいて支持・正当化し、プレゼンテーションを行います。
その後、3 名によるディスカッションが繰り広げられ、最終的にその症例が実際にはどの治療法を選択されたのかをモデレーターが発表します。 最初から最後まで、ドラマチックでエビデンスに基づいた専門医たちの知識と臨床的思考を存分に体感できるセッションそれが、このJ SAPDが日 本で初めて挑戦する新たな試みです。
おそらく、通常の学会では成立しにくいこのスタイルのセッション。 それを可能にするのが、J SAPD に集う、海外でトレーニングを受けた専門医たちの存在です。まさに、彼らだからこそ展開できるディスカッション。ぜひ ご期待ください。
さらに、今年は発展が期待される新領域「エアウェイ・デンティストリー」にもフォーカスを当てたセッションを企画しています。例年以上にイノベー ティブな内容でお届けする、新年最初のセミナー。多くの皆さまと会場でお会いできることを、心より楽しみにしております。
TIME TABLE
午前セッション
09:30 〜 会長挨拶
築山 鉄平
| トピック:Airway | ||
| 09:35 〜 10:00 気道への医学的アプローチ、睡眠関連呼吸障害とは |
宮地舞 | カリフォルニア大学ロサンゼルス校 口腔顔面痛・睡眠歯科医学 歯科成増デンタルクリニック/DENTISTRY TOKYO SINCE 1925 MIYACHI SHIKA |
| <講演抄録> 人は人生の約3分の1を睡眠に費やしています。その睡眠の質を大きく損なう要因の一つが、いびきや日中の眠気、朝の頭痛などを特徴とする睡眠関連呼吸障害です。とくに閉塞性睡眠時無呼吸(Obstructive Sleep Apnea:OSA)は、高血圧、糖尿病、脳卒中などの発症リスクを高める全身疾患の要因であり、放置すれば生命に関わる可能性もあります。現在、日本では成人の約5人に1人が睡眠関連呼吸障害を有するといわれています。歯科診療の現場では、その兆候を早期に把握できる立場にあり、さらに、個々の症状に応じた治療が求められています。 本講演では、世界と比較した日本人の睡眠の現状、UCLAにおける口腔顔面痛・睡眠歯科医学の教育プログラム、そして患者のウェルビーイング向上を目指す気道に対する医学的アプローチを紹介します。 |
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| 10:00 〜 10:25 顎整形的治療と気道の関連性を探る |
山口修司 | ドイツ・デュッセルドルフ大学矯正歯科学 ドイチェ矯正歯科・大宮 |
| <講演抄録> 成長期おいて、気道、呼吸様式、頭蓋顔面構造は密接に関連し、形態が機能に従い、機能もまた形態に従うと考えられている。気道の閉塞は呼吸を妨げ、頭蓋顎顔面の過成長や劣成長等の形態異常を生じることがある。また、異常な頭蓋顎顔面の成長は気道の閉塞、鼻呼吸の障害、低位舌、慢性的な口呼吸、睡眠時無呼吸、睡眠障害、さらには全身的な健康障害を引き起こす可能性がある。 今日、様々な顎整形的治療により、成長期の顎口腔系のいずれかの要素を変化させることにより気道に影響を与えることが示唆されている。また、成人の矯正治療と気道との関連性も報告されている。 本講演では、ドイツで考案された機能的顎矯正(FKO : Funktionskieferorthopädie)装置、さらにドイツ臨床・研究留学で修得した知識と技術を応用し、帰国後にデジタル技術と新しいアイデアを融合し考案・開発したSHU-lider®(シューライダー®)装置による顎整形的治療を解説し、その治療効果と気道の関連性を探る。 |
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| 10:25 〜 10:50 米国大学院教育における睡眠歯科教育について: Dental Sleep Medicine -US Postdoctoral Dental Education- |
平山洋 | タフツ大学補綴学 ボストン大学歯学部補綴大学院名誉臨床教授 |
| <講演抄録> 米国の大学院教育では各専門分野では、アメリカ歯科医師会(ADA)傘下の機関であり、アメリカ合衆国で歯科医学教育プログラムの認定を行う、連邦政府が認めた唯一の公的機関であるCODA(Commission on Dental Accreditation)が教育内容を定めています。睡眠歯科教育はその中でも比較的に新しい教育分野です。 このプレゼンテーションでは米国大学院教育における睡眠歯科教育について特に補綴の分野においての現状をBoston大学歯学部補綴大学院Program Directorでの経験を基にお話ししたいと思います。 |
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| 11:05 〜 11:55 講演 | 築山鉄平 | タフツ大学歯周病学 つきやま歯科医院 専門医療クリニック |
| 11:55 〜 12:15 ディスカッション | 座長:清水宏康 | タフツ大学歯周病学 清水歯科クリニック |
午後セッション
| 13:30 〜 13:40 セッション主旨説明 | 築山鉄平 | タフツ大学歯周病学 つきやま歯科医院 専門医療クリニック |
13:40 〜 14:30 ◆ペリオパート
トピック:歯周病罹患歯の治療選択肢を考える。
座長: 築山鉄平先生
パネリスト:加藤雄大先生 (初期治療・切除療法)、 岸本隆明先生 (再生療法)、 大月基弘先生 (抜歯 インプラント)
| 患者のQoLの向上を目指した治療選択:歯の保存とインプラントの役割 | 加藤雄大 | イエテボリ大学歯周病学 北欧歯科 |
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<講演抄録> |
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| 歯周組織再生療法の可能性と限界:歯周治療における治療選択を再考する | 岸本隆明 | インディアナ大学歯周病学 Oita Perio Dental Office |
| <講演抄録> 歯周病専門医にとって、機能的な状態での天然歯の長期的保存は常に治療の中心的理念であり、我々が追求すべき最も重要な目標のひとつです。その中で、歯周組織再生療法は失われた支持組織を再構築し、歯の機能と長期的予後を改善する可能性を有する治療戦略と位置づけられています。 一方で、適応範囲や長期予後に関しては依然として議論の余地があり、歯周組織再生療法には限界があることも否めません。私は歯周病専門医の立場から、「歯周組織再生療法」という治療選択をひとつの有効な選択肢として提案し、その基本的な考え方と有効性、そして限界について、科学的エビデンスと臨床判断の双方の視点を交えて整理します。 本セッションでは、再生療法か、切除療法か、抜歯インプラントか―― 異なる立場からのディスカッションを通じて、科学的根拠を踏まえた臨床現場での意思決定をどのように行うかを共に考えます。受講される先生方にとって、歯周治療における「歯周組織再生療法の立ち位置」を再考し、日常臨床に直結する視点を持ち帰っていただければ幸いです。 |
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| 切除療法は古くさく,もはや日の目をみない治療なのか ー重度歯周炎における切除療法の役割ー | 大月基弘 | イエテボリ大学歯周病学 DUO大阪歯科医院 |
| <講演抄録> 昨今,歯周組織再生療法の論文数も増加し,ガイドラインでの適応症は過去から大きく変わらないものの,根分岐部病変III度やホープレス歯に対する歯周組織再生療法の適応症拡大後の予後報告が近年多く見られるようになってきた.また,歯周炎罹患歯で予後が悪いと考えられるものは早めに抜歯し,インプラントを埋入しようという考え方も広く浸透しているように感じる. 外科的歯周治療のなかでも古典的ともいえる切除療法を行って治療を完結することができたという発表が学会やスタディーグループの発表などでも少なくなっているように思う. 本セッションでは,派手さはないが堅実で多くのエビデンスに支えられている切除療法に今一度光を当て,他の治療方法と比較しながら皆様と議論してみたいと思う. |
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14:30 〜 14:50 休憩
14:50 〜 15:30 ◆エンドパート
トピック: 病変を有する既根管治療歯の意思決定 外科か非外科か?
座長:石井宏先生
パネリスト:田中利典先生、 瀧本晃陽先生
| 再治療、外科か非外科か 〜再根管治療を選択する根拠とは〜 | 田中利典 | コロンビア大学歯内療法学 東京歯内クリニック |
| <講演抄録> 既根管治療歯に問題があり、歯の保存のために再治療を行う場合、外科的介入か再根管治療かを選択することになる。大前提として、治療の意思決定には科学的根拠のみでなく術者の技量や患者の好みも反映されるため、ここで語られる内容はどちらが正解というものではないかもしれない。しかしながら、少なくとも意思決定に至るまでの診査項目や目のつけどころは存在する。今回の提示症例に対して、その意思決定において重要な要素を照らし合わせながら、再根管治療の立場でその根拠をディスカッションする。 |
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| 外科的歯内療法における術前評価 Pre-treatment evaluation of endodontic microsurgery | 瀧本晃陽 | テキサス大学歯内療法学 瀧本歯科医院 |
| <講演抄録> 外科的歯内療法のうち、顕微鏡下における歯根端切除endodontic microsurgeryは、根尖性歯周炎を有する既根管治療歯に対する治療オプションの一つである。 歯科用コーンビームCTによる3次元的画像診断、歯科用顕微鏡による拡大視野の確保、超音波レトロチップによる逆根管窩洞形成、ケイ酸カルシウム系材料による逆根管充填、マイクロスーチャリングによる創の閉鎖など、いわゆるmodern techniqueと呼ばれる術式を行うことにより高い成功率が報告されている。 本講演ではendodontic microsurgeryを行うにあたり、術前に評価すべき事項をいくつかの項目に分けて概説を行う。 |
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15:30 〜 16:20 ◆補綴パート
ト座長:平山洋先生、 須田剛義先生
パネリスト:杉田龍士郎先生 テキサス大学サンアントニオ校補綴学・歯周病学 スギタ歯科医院、 錦織淳先生、 大谷恭史先生
| 重度トゥースウェアーにより咬合崩壊を呈した症例の咬合再構成 | 杉田龍士郎 | テキサス大学補綴学・歯周病学 スギタ歯科医院 |
| <講演抄録> Tooth wear は、本邦においてう蝕・歯周病に次ぐ第三の歯科疾患と位置づけられており、重症化すると著しい歯質喪失を招き、歯列の終末化に至る場合がある。今回、全顎的に極めて重度のウェアーを認めた60代患者に対して、咬合再構成を行った。本報告では、診査・診断から治療計画の立案、治療の遂行に至るまでのプロセスを提示し、現代米国の咬合理論に基づいた補綴咬合治療の実際について考察する。 |
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| 矯正後の補綴治療における顎位の決定とその実際 | 錦織淳 | インディアナ大学補綴学 錦織歯科医院 |
| <講演抄録> 患者の咬合を修復するためのベストポジションは、長年にわたって世界的に議論されているが、その結論は、未だ出ていない。しかしながら、全米の教育者のコンセンサスは、Acquired MI (最大咬頭嵌合位)もしくは CO (中心位)によって、大部分の患者を救うことができるとしている。 時折、日常臨床にて歯科矯正治療後に顎位が安定せず、しかも補綴治療を必要とする患者に遭遇する。 演者は、そのような患者には、CO(中心位)で補綴治療を行う症例がほとんであるが、参加される先生方はどのように対応されるであろうか。 本公演では、そのような症例の顎位の決定とその実際を紹介し、参加される皆様とその臨床決断および臨床の詳細について議論したい。 |
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| 16:20 〜 閉会あいさつ | 清水宏康 | タフツ大学歯周病学 清水歯科クリニック |
参加ご希望の方はJSAPD会員もしくは一般申し込みかを選択の上、下記ボタンから
会 場:御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター 東京都千代田区神田駿河台4-6御茶ノ水ソラシティ2F
>>御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターの詳細地図はこちら
参加費(昼食込) :
【歯科医師】 34,000円
【技工士】 16,000円
【学生】 11,000円
※上記金額は会場、オンラインともに同額です。
※会場参加者は昼食(ビュッフェ形式)を含みます。
※オンライン参加の方は1ヶ月間振り返り視聴あり。
申し込み:
参加ご希望の方は、ホームページ内、「セミナー」ページ下部にある「JSAPD会員」もしくは「一般申込」を選択してクリックして、
※受講費のお支払いもPeatixにて決済となります。
※領収書はPeatixから発行いただけます。
※お支払いいただいた受講費は理由の如何を問わず返金はいたしません。
※会場確認以外での御茶ノ水ソラシティへのお問い合わせはご遠慮ください。
E-mai:l jsapdjimukyoku@gmail.com